長距離を走る高速バスに、乗客が寛げるスペースは必要か

昭和の末期の頃、旧国鉄の列車の一部では、乗客に寛いで貰えるスペースということで、ロビーカーや車内の一部をミニロビーとする方向のものが出て来ました。それが、国鉄民営化後も続いていた時期もあったのですが、バブル期が終わり、且つ、国鉄型車両の取り替えが進んだことから、定期列車において、この様な設備を備える列車は少なくなりました。こういった動きは、高速バスを意識していたものとみても良いと思いますが、大量輸送とゆとりの追求が可能な鉄道車両だったということで可能だったと考えられます。それでは、高速バスはどうであったかについては、3列独立シート、オーディオ、ティーサーバー、公衆電話といったものが取り付けられたバスもあったのですが、こういった高速バスの魅力は、安価で利用出来るということが最初にくるということです。この様に色々な設備がある高速バスは、主に長距離を走る高速バスに多かったのですが、私が乗った高速バスの中に、大阪~松本間のバスは、車内の最後部にティーサーバーがあり、乗客が寛げるスペースが狭いながらもあり、そこには、他の座席と同型のリクライニングシートが1席ありました。昼行便ではありましたが、良く考えられていていいものだと思いました。他の地方でも高速バスに乗ったことは数多くありましたが、この様な設備は、他の地方の高速バスや夜行の高速バスに有っても良いと思いました。しかし、この様な設備は、車内の座席定員を少なくすることや直接収入増に繋がるかどうかという面でも難しいという考えもあるという意見も出て来ると思います。私は、長距離を走り、且つ、鉄道との対抗上色々な策が必要な区間を走る高速バスであれば、たとえ2階建てバスといった、客室の高さが抑制されているバスであったとしても、ミニロビー的なものを備えることにより、乗客へのサービス向上に繋がることを継続して欲しいと思います。