主人の車に落書きのような傷

彼氏だった主人とはいつも車での移動でした。主人は車が大好きで、デートと言っても主人の車を中心としたコースでした。新車を見に行こうとカーディーラーへ、またはモーターショーへ。車内を飾りたいと郊外まで行きオリジナルの商品を購入しに行ったり。社外品のホイルに付け替えたいと、往復四時間掛けて遠いお店へ出向いたりと私の行きたい所は一つも行ってはくれませんでした。それでも車を大事にする主人が好きだったので、長年付き合っていました。付き合っている間に車で食事をしたり映画を観たり泣いたり笑ったり喧嘩したりと色々な思い出が詰まった車でしたが、その車にある日傷がつけられていました。よりによって車好きの主人の車にです。しかもその傷は酷いもので、傘の先のような尖ったもので、ボンネットの端から端までと、両サイドのドアミラーから後ろまで、ぐるぐると円を描くように傷がつけられていたのでした。まるで小さな子が落書きノートにお遊びで落書きするかのようでした。それを見た途端、主人は怒り狂いすぐに警察に連絡しました。私は怒りというよりかは虚しくなりました。この犯人はどんな思いでこんなことをしたのかと。警察は、現場を逮捕するか証拠がないと逮捕できないとのことで、あとは自己防衛しかないというのです。四六時中見張っているわけにも行かないので、防犯カメラを設置して携帯電話から車の回りの様子を見られるようにしました。このカメラのお陰で半年経ちましたが再犯はされていませんが、カメラを気にしている自分が嫌でたまりません。早く穏やかに暮らしたいです。